糖尿病・生活習慣病のおはなし
シリーズ⑬ 高齢者糖尿病診療ガイドライン
2017年6月に日本老年医学会と日本糖尿病学会が合同で作成した「高齢者糖尿病診療ガイドライン2017」刊行されました。
ガイドラインとは病気になった人に対する治療の実績や,学会での研究をふまえて作られた診療の目安、治療指針のようなものです。
今回の高齢者糖尿病ガイドラインでは、患者の年齢、認知機能の程度、ADL(日常生活動作)の程度に基づいて詳細な管理目標が設定されています。
糖尿病の治療は100人患者さんがいれば、100人とも違う治療法でなければいけません。
今回しっかりしたガイドラインが示され、高齢糖尿病患者においては、拡がりのある選択肢を多く得ることが出来ました。
糖尿病テーラード治療時代の幕開けを感じさせます。